カワウの習性 その1

蟹江は水郷地帯で、二級河川がいくつも流れています。

また伊勢湾にも近いので、カワウがたくさんいます。

観察していてカワウの習性がいくつか分かってきました。

高いところが好きで電柱の天辺(てっぺん)に止まったり、川の杭などに止まっているのをたびたび見かけます。

単独で魚を捕る時もありますが、何羽かで並んで潜りながら魚を追い立てて漁をしているのもよく見かけます。

NHKのさわやか自然百景で「藤前干潟」が3回ほど放映されましたが、その1つでカワウが何百羽も、干潟の水面に降り立って泳ぎながら、漁をしている様子が放映されていました。

私自身も何回か同じ状況を観察しています。

こんな風に群れで魚を追い立てられたら、干潟の魚が一匹もいなくなるだろうなと思いました。

でも干潟は飛瀬湾に開かれているので、干潟に合わせてまた魚が上がってくるのでしょうか。

伊勢湾に出てモーターボートでトローリングしている人と話す機会があった時、外海では何千羽にもなるカワウが手段で餌を捕っているそうで、何トンもの魚が捕られているだろうと話していました。

鳥類保護の問題があるにしても、これほどの数は何とかしないと近海の魚が激減するのではないかと話していました。

カワウは、カモに比べると水をはじく脂が、羽に少ないので、頻繁に羽を開いて乾かしています。

そうしないと沈んでしまうのですね。

単なる羽を開いて休憩している訳ではないようです。

姿形といい、止まっている姿といい、とてもユニークな水鳥だと思います。

カモ撮りこうちゃん